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「早く、よりも、安全」

先日、仕事が長引き、幼稚園の預かり保育のお迎えに大幅に遅れてしまいました。

慌てて園に電話をすると、先生は一呼吸おいて、こう言ってくださいました。

「お母さん、こちらはぜーんぜん大丈夫ですよ。だから慌てず、焦らず、安全に来てくださいね。」

その一言で、張りつめていた気持ちがふっと緩みました。

焦りが落ち着き、ハンドルを握る手にも余裕が戻りました。

 

お迎えに行くと、残っていたのは娘ともう一人だけ。

先生とおしゃべりしながら、のんびり待っていてくれました。

帰り道、そのことを娘に話すと、

「そうやんな。事故が一番あかんもん。事故したらお迎えにも来れへんし、家にも帰れへんやん。」

幼稚園児とは思えないほど、的確な言葉に思わずうなずきました。

 

早く迎えに行ってあげたい。

でも、慌てない。

一番大切にしないといけないのは、“急ぐこと”ではなく、“確実に無事にたどり着くこと”。

仕事でも子育てでも、日々の暮らしでも、つい「早く」「急いで」となりがちですが、本当に守るべきものは何なのか。

改めて、大切なことを教えてもらった出来事でした。

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