その他

足首1センチに震える母

子どもの頃、私は冬が好きでした。

クリスマスがあって、マフラーや手袋に包まれてぬくぬくできて。

お正月は、なんとなく気持ちが焦って少し苦手でしたが、祖母の家に集まる親戚との時間は大好きでした。

大人になってからも、オシャレを一番楽しめるのは冬で、「やっぱり冬が好きだな」と思っていたんです。

 

でも、今はどうでしょう。

正直、寒さが身にこたえる季節になりました。

分厚い肌着でしっかりガードしないと、外出どころか家事さえもままなりません(笑)。

子どもたちにも、つい「あったかくしなさい」と言ってばかりです。

 

先日、暗くなってから自転車で出かける娘を見送っていたときのこと。

短い靴下からのぞく足首を見て、思わずびっくり。

「なんでそんな短い靴下履いてるの~!寒くないの!?」と(笑)。

娘曰く、ちゃんと言われた通りスパッツも穿き、暖かい服装を選んでいる、とのこと。

若い頃は、私もそんなことを気にしていなかったのでしょうか。

今の私には、その1センチの隙間が、見ているだけで寒く感じられました(笑)。

 

年齢とともに、季節の感じ方は変わります。

それでも、街のイルミネーションがきれいだったり、ほっこりする雑貨を見かけたりすると、「冬も悪くないな」と思う瞬間があります。

日本には、せっかく四季折々の良さがあるのですから、冬の楽しさにも、今一度目を向けてみたいなと思います。

関連記事

TOP